アンドロイドに性行為を学習させる為に派遣された僕【農耕の妖精】

アンドロイドに性行為を学習させる為に派遣された僕【農耕の妖精】のあらすじ

アンドロイドが人口の大半を占める未来にて。
アンドロイドだけが通う女子校に、人間の佐藤太郎が単身で編入させられる。
これには、アンドロイドに「恋愛」を学習させるという目的があった。
人間の感情は実に複雑であり、実際に恋愛の回数を重ねなければならない。
太郎は、たった一人で全ての女性型アンドロイドと恋愛するように命じられた。
ただ、恋愛がしやすいように、あらかじめ太郎に対するアンドロイドの好感度は最大に設定されているという。
恋愛経験がゼロの太郎は、期待と不安を胸に意気込むのだった。
なお、このプロジェクトには太郎に伝えていない、もう一つの狙いがある。
寧ろ、そっちが本腰と言って良いかもしれない。
それは、アンドロイドの性的技術の向上。アンドロイドのヘンタイ市場の進出を目論んで男性を徹底的に悦ばせられるように、そうした経験を太郎で学習させたい想いがあった。
アンドロイドは全人類に普及しているものの、いままで性的な利用は違法だった。
正規品では、性器は外されていて、性的な命令も受け付けていなかった。
よって、闇市場では活発に性的アンドロイドが蔓延る始末。
ならばと、満を持して性的アンドロイドは合法化となった。
そして、太郎が送り込まれる今回のプロジェクトこそ、正に国がアンドロイドの性市場へと乗り出した「セックス学習」である。太郎と実際に性交を重ねることで、アンドロイドに人間のセックスを学習して貰う目論みだった。
太郎はまだ知らない。
アンドロイドと恋愛がしやすいように、太郎への好感度が操作されているという手筈だけど、よもや「性欲」までも過剰に設定してあることを。
最新のアンドロイドは可愛い子ばかりだ。
完璧な容姿、完璧な性格。そして男を悦ばせる完璧な媚薬を備えている。
それらが三千体も女子校に通い、太郎に恋しており、太郎と性交が出来るように常に発情しているのだった。